健康2015-06-24
膣カンジタという病気はご存知ですか?
実はこの膣カンジタ、風俗の仕事をしていなくてもかかってしまう病気なのです。
女性なら誰でもかかる可能性のある膣カンジタの予防法や症状などをご紹介します。
★主な症状は・・・?
・膣やその周辺のかゆみ
・白く粘度が高く、酒粕やカッテージチーズのような状態のおりものが出る
・膣がひりひりする
・外陰の発疹
・性交時、排尿時の痛み
などがあります。
★膣カンジタはなんで引き起こるの?
膣カンジタは腟の中にいるカンジダ菌が風邪や疲労、ストレスなどで免疫力の低下したり、ホルモンの変化によって増殖することで発症します。
このカンジタ菌は、健康な女性なら誰もが持っている常在菌で、皮膚、口の中、消化管、腟に存在しています。
そのため、女性の約20%の女性たちが膣カンジタにかかったことがあるといいます。
免疫力の低下以外に、妊娠、HIVウイルスの感染、糖尿病、抗生物質、湿ったり、締め付けのきつい下着などによってもカンジタ菌は増殖します。
★菌を増殖させないためには
カンジタ菌は温かい湿った場所を好みます。
発症・再発を防ぐためには、通気性のよい綿の下着や蒸れづらいゆったりした服装を心がけましょう。
出かけるときはオシャレをするために身体にフィットした服を着たいかもしれませんが、せめて家にいるときは締め付けない部屋着で過ごすようにしてください。
また、生理中はナプキンやタンポンをこまめに交換するようにしましょう。
★治療法は?
女性は婦人科、産婦人科、性病科のある病院でできます。
男性は泌尿器科、性病科のある病院で検査が受けられます。
治療は膣内の洗浄と膣剤の投入です。外陰部の痒みには抗真菌薬を塗ります。
状態にもよりますが1~2週間程度で完治します。
男性でもかかる危険性があるので、恋人がいる人は一緒に検査を受けるようにしてください。
再発の可能性もあるので、完治するまできちんと治療を受けるようにしましょう。
★治療中に気をつけること
治療中は薬を塗ったりするので、以下のことに気をつけてください。
・ビデ(膣内洗浄)、殺精子剤、タンポンの使用
・性交渉
・タオルの共有
・外陰部をかく
・入浴時に外陰部を石けんで強く洗う
薬の効果を下げたり、二次感染の可能性があるので、注意してください。
いかがでしたか?
自分に合った方法で膣カンジダの発症を予防していきましょう!