健康2015-06-05
淋菌感染症(りんきんかんせんしょう)とは性病のひとつです。
風俗は性的なサービスをする業種であり、性病とは切っても切れない関係ですよね。
淋菌感染症の感染経路や症状、検査の内容をご紹介します。
淋菌感染症はあらゆる性行為で感染し、クラミジアに続いて感染者が多い性病です。
風俗では、オーラルセックス(フェラチオ)などで咽頭(のど)から性器への感染が増えています。
そして、1回のセックスで30%の感染率があり、淋菌感染症になった人の20%〜30%の人が同時にクラミジアにも感染している可能性があります。
男女ともに、感染した日から2〜7日で症状が出始めます。
男性の場合、尿道に感染して尿道炎や精巣上体炎になります。
尿道から粘り気のある白っぽい色の膿が出たり、激しい痛みが伴う排尿通、かゆみや不快感、腫れ、発熱などの症状が現れます。
女性の場合、子宮頸管炎になります。
おりものが増加し、不正出血、下腹部痛、性交時の痛みといった症状がでます。
しかし、症状が出ない場合が多く、ほとんどの女性が感染に気づきません。
感染したまま放置しておくと、卵管炎、骨盤腹膜炎をおこし、子宮外妊娠や不妊症になる原因となります。
検査自体は感染したとされる日から2〜3日経っていればできます。
女性は婦人科、性病科、男性は泌尿器科、性病科を受診してください。
咽頭感染の場合は、耳鼻咽喉科へ行きましょう。
耳鼻咽頭科は、性病検査に対応していないところもあるので、受診する前によく確認してください。
検査の方法ですが、女性は子宮頸管からの分泌物を、男性は出始めの尿(初尿)を採取します。
咽頭の場合はうがい液やぬぐい液などで調べます。
感染していると診断されたら1〜7日間、筋肉注射や静脈注射など、症状に応じた注射をします。
抗生剤投与後、3日以上後に再度検査を受けて菌が発見されなければ完治となります。
再度見つかった場合は、引き続き治療続行ですので薬や診察をさぼるようなことはしないようにしましょう。
性病に感染しないためには、コンドームを使用することが一番です。
しかし、風俗の場合はそうはいきません。
ソープランドの場合は本番行為があり、ゴムなしでのサービスが基本の店が大半を占めるため、どうしても性病に感染するリスクは高まります。
デリヘルやヘルスもオーラルセックスをするので、危険は変わりありません。
最近は性病対策に力を入れている店舗が増えてきているため、定期的に性病検査を行うところや、コンドーム着用を義務づける店が増えてきはいます。
淋菌感染症にかかったまま放置することは危険であり、稼ぐどこ路の話ではなくなってしまいます。
なので、お店が実施する性病検査は必ず受けるようにしてください。
万が一感染してしまっても、早期発見をして、治療、完治させることが大切です。