})(); 映画の感想が主です。それらを通じて社会に対する考えを述べたり、個人的な疑問などを考えたりすることも, 原作の小説を読んだときは、描写されている情景のイメージがわかずに何の感慨も抱かずに読了しちゃったが、こうして映画作品として鑑賞したら、なるほどこういう話だったのかと楽しめた俺は、かなりのアホだ(笑)。ネタバレなし。 ―2018年公開 日 118分―, ドラえもん的な土左衛門を手に入れた青年の成長物語。冒頭のジェットスキーみたいなシーンから笑える機能のオンパレード。訳がわからなくても楽しめる内容になっているところがすごい。作り手はどうやってこんな荒唐無稽な話を思いついたんだろう。自己解釈的ネタバレあり。 ―2017年公開 米 97分―, とても面白い映画でした。蒼井優が非常にキレイに撮れていて、そこがまずイイ。高畑充希は初めて見たけども、バカっぽいキャラに非常にはまっていた。この作品は人生を半分降りた女性たちの話だと思わされたという、個人的感想を。ネタバレあり。―2016年公開 日 100分―, 主人公の32歳の女性は、外に出たとしてもコンビニと家の往復くらい。目的もなくその日暮をしているのが冒頭でわかりやすく描かれている。自分で「女を捨てている」的なことを言ってたけど、あの自転車の乗り方とか見ると、確かに捨ててるなぁと思わされる。, 芥川賞作家・中村文則のデビュー作を「百円の恋」の武正晴が映画化。大学生のトオルは、男の死体と共に放置されていた拳銃を拾い、アパートに持ち帰る。トオルは銃に魅了されていくが、テレビで遺体発見のニュースが流れ、ひとりの刑事がトオルを訪ねてくる。出演は、「武曲, 」の村上虹郎、「巫女っちゃけん。」の広瀬アリス、「万引き家族」のリリー・フランキー。, 雨の夜、大学生の西川トオル(村上虹郎)は、河原でひとりの男の死体と共に放置されていた拳銃を拾い、自宅アパートに持ち帰る。銃を手に入れたトオルは、大学生活の心的様相も変わっていく。トオルは、悪友のケイスケ(岡山天音)に誘われた合コンで出逢った女(日南響子)と一夜を過ごす。翌朝、目覚めると女がトーストを焼いていた。あの銃と関係する男の遺体が発見されたというニュースがテレビで流れる。途端に気分が悪くなったトオルに、女は優しく接する。その日以来、トオルは頭の中で彼女を, と呼び、セックスフレンドとして性欲を吐き出すようになった。時折、アパートの隣の部屋から、子どもの泣き声と我が子を罵倒する母親(新垣里沙)の声が聞こえる。トオルは親との忌まわしい過去がよみがえり、大音量の音楽で打ち消そうとする。大学の学食で、以前も講義中に話しかけてきたヨシカワユウコ(広瀬アリス)と再会する。トオルは彼女と付き合うことを妄想し、すぐにセックスをするのではなく、あえて時間をかけて親しくなることを計画する。トオルはヨシカワユウコとトースト女の間で、自分なりのバランスを取っていく。トオルは日々銃に惹かれていき、カバンに入れて持ち歩くようになる。その刺激は、さらにトオルを高揚させていく。ある日、刑事(リリー・フランキー)がトオルのアパートを訪れる。刑事はトオルと銃のことを知っているようだった。刑事が部屋に入るのは阻止するが、喫茶店で尋問を受ける。刑事からある言葉が発せられたとき、トオルは後戻りできない場所に踏み出していくのだった, 映画 家族ゲーム ネタバレ感想 松田優作がラストに一家の食事に便乗してパイ投げ(笑), 映画 THE QUAKE/ザクエイク ネタバレ感想 『THE WAVE ザ・ウェイブ』の続編です. 村上虹郎、広瀬アリス、日南響子、新垣里沙、岡山天音、後藤淳平(ジャルジャル)、中村有志、日向丈、片山萌美、寺十吾、サヘル・ローズ、山中秀樹、リリー・フランキー, 【作品概要】 gcse.src = 'https://cse.google.com/cse.js?cx=' + cx; var gcse = document.createElement('script'); あらすじ: 雨の夜、大学生の西川トオル(村上虹郎)は、河原でひとりの男の死体と共に放置されていた拳銃を拾い、自宅アパートに持ち帰る。銃を手に入れたトオルは、大学生活の心的様相も変わっていく。トオルは、悪友のケイスケ(岡山天音)に誘われた合コンで出逢った女(日南響子)� 昨日、私は拳銃を拾った。あるいは盗んだのかもしれないが、私にはよくわからない――確かこんな書き出しで始まる芥川賞作家、中村文則のデビュー作。モノクロ描写がマッチした暗い話だが、原作同様に楽しめる。記事後半は個人的な雑談。ネタバレあり。, 解説:芥川賞作家・中村文則のデビュー作を「百円の恋」の武正晴が映画化。大学生のトオルは、男の死体と共に放置されていた拳銃を拾い、アパートに持ち帰る。トオルは銃に魅了されていくが、テレビで遺体発見のニュースが流れ、ひとりの刑事がトオルを訪ねてくる。出演は、「武曲MUKOKU」の村上虹郎、「巫女っちゃけん。」の広瀬アリス、「万引き家族」のリリー・フランキー。(KINENOTE), あらすじ:雨の夜、大学生の西川トオル(村上虹郎)は、河原でひとりの男の死体と共に放置されていた拳銃を拾い、自宅アパートに持ち帰る。銃を手に入れたトオルは、大学生活の心的様相も変わっていく。トオルは、悪友のケイスケ(岡山天音)に誘われた合コンで出逢った女(日南響子)と一夜を過ごす。翌朝、目覚めると女がトーストを焼いていた。あの銃と関係する男の遺体が発見されたというニュースがテレビで流れる。途端に気分が悪くなったトオルに、女は優しく接する。その日以来、トオルは頭の中で彼女を“トースト女”と呼び、セックスフレンドとして性欲を吐き出すようになった。時折、アパートの隣の部屋から、子どもの泣き声と我が子を罵倒する母親(新垣里沙)の声が聞こえる。トオルは親との忌まわしい過去がよみがえり、大音量の音楽で打ち消そうとする。大学の学食で、以前も講義中に話しかけてきたヨシカワユウコ(広瀬アリス)と再会する。トオルは彼女と付き合うことを妄想し、すぐにセックスをするのではなく、あえて時間をかけて親しくなることを計画する。トオルはヨシカワユウコとトースト女の間で、自分なりのバランスを取っていく。トオルは日々銃に惹かれていき、カバンに入れて持ち歩くようになる。その刺激は、さらにトオルを高揚させていく。ある日、刑事(リリー・フランキー)がトオルのアパートを訪れる。刑事はトオルと銃のことを知っているようだった。刑事が部屋に入るのは阻止するが、喫茶店で尋問を受ける。刑事からある言葉が発せられたとき、トオルは後戻りできない場所に踏み出していくのだった……。(KINENOTE), 監督・脚本:武正晴 原作:中村文則:(『銃』(河出書房新社)) 出演:村上虹郎/広瀬アリス/日南響子/中村有志/リリー・フランキー, 2018年に公開してたけど、なかなかタイミングが合わなくて観られなかった作品。もともと原作がすごい好きで、その辺の話は映画とあまり関係ないので後述。ともかく、ほぼ全編モノクロで繰り広げられる暗い雰囲気のある内容。これは原作がそういう暗く重たい雰囲気のある作品なので、そこにマッチさせた演出なんだろう。, であるから、ラスト、カラーになって描写される結末の凄惨さと取り返しのつかない運命の重苦しさが際立つ。主人公のトオルは一見普通の青年だが、内面に暗いものを抱えている。彼にとって人生は何も意味のないものだ。, 外見がいいからか結構モテるので、女には事欠かない暮らしをしているが、その付き合い方は普通ではない。ほぼセックスのみ。相手の名前すら覚えようとしない。唯一、美人で性格もいいヨシカワユウコに対しては、ごく一般的な接し方をする。しかしそれは、彼にとってはゲームのようなものだ。つまらない日常に彩を与えるための、単なる遊びにすぎない。, とはいえ、最終的にこのユウコは、トオルの人生に光を与える存在になる兆しを見せ始めるのだが―ーそうはならない。, トオルは幼い頃、親に捨てられて施設で暮らし、里親に引き取られた過去があるらしい。そうした自分の暗い過去が彼の性格を厭世的というか、空っぽのような人間にしているようだ。しかし、銃を手にしたことで彼は自分の過去を清算するための手段として、隣家で幼児虐待をしている女を撃ち殺そうとする。, だが、けっきょく彼は引き金をひくことができない。このシーンは原作でもそうなんだけどもとても重要な場面で、彼は自分の背後にあるこれまでの過去を、引き金を引けなかったことで清算するのだ。だからこそ、「生きることに意味なんてないが、死ぬまで生きることに決め」るのである。, 通常なら一人の青年が成長して生きる術を見出す物語としてここで完結してもいいのだが、この作品ではもう一つエピソードを挿入することで、絶望的な結末を迎えることになる。だが、そこがいい。, てなことで、原作を忠実に再現している内容で、原作ファンとしても楽しめた。原作は主人公の心理描写がつづく作品なので、素人目には映画では再現できそうにない部分が多いからどうなるかと思ったが、その辺の描写も特に薄さを感じず、とてもいい内容に仕上がっていると思った。, そういえば冒頭でヨハネの黙示録の内容が引用される。中村文則の原作にも確か、この引用があった。他の初期の作品でも彼は確かサルトルだったかの作品から引用をしていたと思うが、彼の引用は何の効果があるのか俺にはよくわからない。なぜなら、俺には全く理解できないフレーズだから。まぁでも、作者本人やわかる人にはわかるんだろうね。, 俺は原作者の中村文則の初期作品が結構好きで、特にこのデビュー作の『銃』そして2作目の『遮光』『最後の命』『何もかも憂鬱な夜に』の4作が大好き。芥川賞受賞作の『土の中の子供』や、売れっ子作家になるきっかけとなった『掏摸』、そしてそれ以降の最近作は読んでいるものもあるし、そうでないのもあるけど、あまり好きではない。, 彼の作品は、やっぱり初期の、ネチネチと己の内面と葛藤している主人公の物語が好きなのである。最近のは大分社会派になってきて、エンタメ要素も強くそれはそれですごいし、大作家になったなぁと思うけど、俺は好きではないのである。そんなのどうでもいいことだが。, で、蛇足ついでに。彼が『銃』で新潮新人賞を受賞した頃、俺は確かニート1年生だった。それで、小説を書いていたのだ。今読み返すと、とても小説と呼べる代物ではない黒歴史なんだけども、ともかく思いつくことを描き続けて、とりあえずの完結を見せた物語をつくりあげたのと同じころに、中村氏がデビューを果たしたのだ。, 読んで、すごいなと思った。こんなん書かれたら、悔しいが自分の小説なんて糞だと思った。俺もこの物語と同じように、主人公があることをきっかけに成長する物語を書いたのだ。, しかし、レベルがまったく違った。俺は糞みたいな内容の自分のそれを、単なる成長物語とせずに、自分の本質に触れるような要素(それはこのブログの時間移動作品の感想でよく話題にする、固有の存在についてのこと)も込めて書き直したが、やっぱりいいものにはならなかった。, 一応、文芸誌の賞に送ったけども、箸にも棒にもかからなかった。それでも、今となっては良い思い出だ。自分の書いたもので、自分を啓発するという得難い体験をしたので。, 中村氏の『銃』はともかくすごかった。これが小説だと思った。あの当時、同じような成長物語に限定して言うなら、俺が感銘を受けていたのはサマセット・モームの『人間の絆』そして、村上龍の『限りなく透明に近いブルー』であった。中村氏の作品には、こうした大作家とは違う作風とアプローチで、同等かそれ以上の密度があるものを書いていると思った。翻って俺のは、スカスカのゴミみたいな内容だった。, てなことで、中村氏は俺と年も同じで、一方的ではあるものの俺にとっては縁のある作家なのである。本人ともプライベートで一度、お酒を飲んだことがある。俺の友人に、中村氏と知人の男がいて、彼が昔の友人らと中村氏と会うとのことなので、誘ってくれたのだ。その頃はもう俺もニートを卒業して働き始めてて、中村氏は芥川賞と三島由紀夫賞を受賞していた頃だった。, なんとなく、「ファンです」と素直に言うのがミーハーぽくて嫌だったので(笑)。ファンだというのは明かさずに普通に喋っていたが、飲みも終盤にかかったときに友人が、俺が中村氏のファンであることを告げてくれて、カバンに隠していた新潮社から出版された初版本にサインをしてもらった(サインはもらうつもりだったのかよw)。, ――とどうでもいいことを延々と書いてしまった。『最後の命』はすでに映画化されてるので、できれば『遮光』か『何もかも憂鬱な夜に』も映画にならないかなぁ…。, このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。. Copyright (C) 2020 GYAO Corporation. 2018年、第31回東京国際映画祭の「日本映画スプラッシュ」部門で監督賞、そして東京ジェムストーン賞を村上虹郎が受賞した映画『銃』。さらに本作は、2019年3月2日〜8日までエジプトで開催された、第3回シャルム・エル・シェイクアジアン映画祭(SAFF)の長編コンペテ... 11月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショーされる映画『銃』が、第31回東京国際映画祭の2部門にて受賞に輝きました。モノクロームの映像表現により、人間を追及していく純文学性をもった質の高い作品として描かれた本作。日本映画スプラッシュ監督賞で武正晴... 芥川賞作家・中村文則の同名デビュー作を、『百円の恋』の武正晴監督のメガホン、村上虹郎と広瀬アリスの共演で映画化。第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に正式出品された本作。11月17日(土)より、テアトル新宿ほか全国で公開されます。この記事では、“... 映画『銃』は、11月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー!第31回東京国際映画祭の「日本映画スプラッシュ」部門で監督賞、そして東京ジェムストーン賞を村上虹郎が受賞した映画『銃』。作品の全国公開を記念して、演出を務めた武正晴監督サイン入りプレス... 【武正晴監督インタビュー】『銃』の原作映画化で感じた郷愁と青春ノワールへの気... 村上虹郎にとって俳優仲間や映画人たちから望まれ、村上虹郎にだからこそ、演じて欲しかった役柄が、主人公の西川トオル, 危ない男たち青春映画”を思い起こさせ、“銃をメタファーとして男根”として活かした特徴を持った作品, 村上虹郎は、かつてない寂しさと色気の表情を見せながら、青春のど真ん中で佇んでいます. var cx = 'partner-pub-9546883755892010:2971579243'; var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; 村上虹郎、広瀬アリス、リリー・フランキーなどが豪華顔合わせし、1丁の拳銃を手に入れた若者の運命を描くサスペンス。監督は話題のドラマ「全裸監督」の総監督、武正晴。 All Rights Reserved. (function() { 芥川賞作家・中村文則の処女作を原作とし、銃に魅入られた男・トオルの狂気をスリリングに描いた『銃』。村上虹郎さんに熱烈な出演オファーを送ったのは、企画・製作を手掛けた奥山和由さん。 枪 銃 (2018) 导演 : 武正晴 编剧 : 武正晴 主演 : 村上虹郎 / 广濑爱丽丝 / 日南响子 / 新垣里沙 / 冈山天音 / 後藤淳平 / 中村有志 / 日向丈 / 片山萌美 类型: 剧情 制片国家/地区: 日本 语言: 日语 上映日期: 2018-10-28(东京电影节) / 2018-11-17(日本) 片长: 98分钟 又名: The Gun IMDb链接: tt8609814 芥川賞作家の中村文則による同名デビュー作を『百円の恋』などで知られた武正晴監督が演出を担当し、若手人気俳優の村上虹郎と広瀬アリスで映画化。, 企画・製作は奥山和由が担当し、かつて自身がプロデュースをした『海燕ジョーの奇跡』や『いつかギラギラする日』などで旋風を巻き起こしたような青春アクション映画を復活させています。, 大学生の西川トオル(村上虹郎)は、雨が降る夜の河原で、ひとりの男の死体とともに放置されていた拳銃を手にします。, やがてトオルは、その銃拳を、生きている証のような宝物のように大切にあつかい始めました。, “これほど美しく、手に持ちやすいものである銃”は、見つめれば見つめるほどに、触れれば触れるほどに、愛しさがこみあげ、COLT社のLAWMAN MK Ⅲ 357 MAGNUM CTGを愛撫するかのよう。, まるで“美しき恋人”と一緒にいるような感覚で、トオルはこれまで体験したことのない、“ある種の自信”に満たされていきます。, 銃を保持していることで、誰かを脅すことや誰かを守ること、また誰かを殺すことも可能にし、さらには自ら死ぬことも選択できる銃は、ツマラナイ大学生活をあざやかに変えていく道具(武器)になります。, トオルは悪友で女好きなケイスケに合コンに誘われ、欲求不満気味な彼の付き合いで、その夜に出逢った女と一夜のアヴァンチュールを楽しみます。, 女の部屋での情交は、誰にも知れずに密かに銃を所持していることと似て、トオルを激しく高揚させます。, 翌朝、トオルは彼女の部屋で目覚めます。今だ淫らな様子でキッチンに立っていた女はトーストを焼いていました。, カフェでバイトしているという女は、バイト先でわけてもらったというお気に入りの豆で、挽きたてのコーヒーとトーストでトオルをもてなします。, するとテレビから流れてきたのは、トオルが拾った銃と関係する男の遺体が発見されたというニュース。, その日以来、彼女を“トースト女”(日南響子)と頭の中で呼び、セックスフレンドとして性欲を吐き出す関係になります。, ある日、大学の学食で食事をしているトオルの前に、以前も講義中に話しかけてきた帰国子女で美人なヨシカワユウコ(広瀬アリス)が現れます。, 彼女はトオルに妙にフレンドリーで間合いを詰め、自分に興味がある素振りを見せることから、ヨシカワと付き合うことを妄想します。, しかし、すぐに性的な対象にするのではなく、あえて時間をかけて親しくなることを計画したトオル。, 銃を所持したことでの自信の余裕なのか。それとも銃を持ったことで、己を危険な方向へと行かせないため、“普通で生きる”安全装置のようなものか。, いずれにせよトオルは、ヨシカワユウコとトースト女という2人の両極の間で、自己存在のバランスを取って行きますが…。, 若手人気俳優の村上虹郎にとって、本作品『銃』は役者としての新境地を見せた映画です。, 村上虹郎主演の2015年公開の『忘れないと誓ったぼくがいた』や、2017年に公開した『二度めの夏、二度と会えない君』とは一線を引くもので、男性としての色気と役者としての可能性の魅力を見せつけた作品。, 近年若手俳優が主演の日本映画はキラキラ映画が全盛だが、本作はかつての昭和時代の日本映画を想起させる珍しい作風です。, かつて伝統を重んじた映画会社で、究極的に逆行するクールな作風で多くの映画ファンを驚かせた、今の日本映画界に無二の存在です。, 1984年公開の『海燕ジョーの奇跡』で、藤田敏八監督を起用し、キャストに時任三郎、藤谷美和子、清水健太郎を集結させました。, また1992年に公開の深作欣二監督の『いつかギラギラする日』では、木村一八、多岐川裕美、荻野目慶子、石橋蓮司、千葉真一を集結。, そのほかにも、1989年に新人監督として北野武を大抜擢させた『その男、凶暴につき』など、その功績は映画界において消えることはありません。, 村上虹郎は、とある俳優から「虹郎にやってほしい役があるんだ」と言われ手渡された小説が、原作者・中村文則の『銃』でした。, それから数年後、プロデューサーを務める奥山和由から本作『銃』の企画を持ち込まれます。, つまり、本作は村上虹郎にとって俳優仲間や映画人たちから望まれ、村上虹郎にだからこそ、演じて欲しかった役柄が、主人公の西川トオルなのです。, 「彼は銃と対話したわけですが、人は何かと対話しないと自分がわからないものだと思います。僕もそう。自己対話だけで自分がわかるなんてこと、そうはない。トオルには銃と対話している部分がある。銃と付き合ってもいる。そうやって引き出され自分がいる」, しかし、役を演じた村上虹郎は、“トオルの真心はどこにあるか”、そのことをこれからも考えたいと語っています。, 本作品『銃』は、かつての日本映画には欠かせず存在したジャンルともいうべき、“危ない男たち青春映画”を思い起こさせ、“銃をメタファーとして男根”として活かした特徴を持った作品です。, また、村上虹郎が挑んだ主人公の西川トオルは、日本映画には珍しくエディプスコンプレックスを見せながら、父親越えをしていきます。, 映画の物語にしのばせたエッセンスとして、母親の代わりの“陰と陽”のごとく、広瀬アリスが演じるヨシカワユウコと、日南響子のトースト女。, そしてオイディプス王的な父親のメタファーには、中村有志の演じた彼を育ててくれたヤマネ、日向丈のトオルの実父、そしてリリー・フランキー演じる刑事。そして野球チームのキャップをかぶった男(?)…。, このキャスト陣のなか、村上虹郎は、かつてない寂しさと色気の表情を見せながら、青春のど真ん中で佇んでいます。, 村上虹郎ファン、邦画ファンにとって必見のスタイリッシュな青春映画に仕上がっています。, 本作品『銃』により、新境地を見せた村上虹郎の俳優としての可能性は必見に値するでしょう。, 2002年に『銃』で新潮新人賞を受賞し作家デビューを果たし、その後、芥川賞や大江健三郎賞、またドゥマゴ文学賞を受賞。, 中村文則は完成した映画を見た感想を、「ものすごい、という表現がいちばんふさわしい」と語り、村上虹郎の演技を次のように述べています。, 「村上(虹郎)さんは、表情から立ち振る舞い、雰囲気、何から何まで、本当に驚きました。天性のものがないと、この主人公ができなくて。村上さんはぴったりでした。素晴らしかったです。観た人も驚くと思います」, プロデューサー奥山和由に見初められ、原作者の中村文則も驚きとともに一推しする、村上虹郎の青春映画の新境地を刮目せよ!, Tags : 日本映画 / 武正晴 / 太秦 / 2018年公開 / KATSU-do / 吉本興業, 和歌山県で開催されている第10回を迎える、「田辺・弁慶映画祭」を記念して製作された、飯塚俊光監督の『ポエトリーエンジェル』。 モデルとしても活躍する武田玲奈と、若手俳優として注目される岡山天音のダブル …, 『プリズン・エスケープ』映画考察と評価解説。“木製の鍵”で自由と解放を求めた男たちの驚きの実話を描く, ダニエル・ラドクリフが実在の脱獄囚を演じるポリティカル・スリラー 自由と平等を求めて“木鍵”使って脱獄を企てた男たちの実話 「ハリー・ポッター」シリーズ(2001~11)のダニエル・ラドクリフ主演最新 …, 『ある少年の告白』ネタバレ感想。映画の結末で殻を破ることが出来た人間たちの可能性を示唆, NYタイムズ紙がベストセラーに選んだ 胸打つ衝撃の実話を映画化! 監督:武正晴、 企画・製作:奥山和由、原作:中村文則『銃』、脚本:武正晴 、宍戸英紀、撮影:西村博光、編集:細野優理子、音楽:海田庄吾、主演:村上虹郎、2018年、97分、モノクロ(ラストのみカ … gcse.type = 'text/javascript'; 映画『銃』キャスト女優日南響子(トースト女)の演技力。原作をより魅力的にした女... 映画『銃』公開記念プレゼント【武正晴監サイン入りプレスシート】を抽選で読者2名... 『罪の声』小説あらすじネタバレ。犯人9人は映画化キャストで誰になるのか⁈【予想解説】, 『ミッドナイトスワン』小説と映画の結末の違いをネタバレ考察!ラストまで続く内田英治監督の細かい心理描写|映画という星空を知るひとよ30, 映画『罪の声』ネタバレあらすじと感想レビュー。実在の未解決事件の真相を解き明かすミステリー!, 『きみの瞳が問いかけている』ネタバレ感想とラスト考察。映画は横浜流星のキックボクシングに魅了される, 映画The Witch魔女|ネタバレ感想。ラスト結末までノワール・SFサイキック・バイオレンスが作り込まれた秀作, 『さくら』小説ネタバレと結末までのあらすじ解説。西加奈子原作の一匹の老犬が見守る家族のヒストリー|永遠の未完成これ完成である16, 『来る』ネタバレ感想と考察。ホラー映画に登場したアレの正体を解説【オムライスのくにへいってみたいの意味も】, 映画『ばるぼら』あらすじと感想。二階堂ふみがヌードの濡れ場で稲垣吾郎を相手に手塚漫画に挑む|TIFF2019リポート23, 『朝が来る』原作小説ネタバレと結末までのあらすじ。映画で母としての女性の生き方はどう描かれるか考察|永遠の未完成これ完成である7, 『ミッドナイトスワン』ラスト感想と評判解説。最後の海で世界へと飛び立っていく“二人”の美しい白鳥の姿. 芥川賞作家・中村文則の衝撃作を村上虹郎と広瀬アリスの共演で実写映画化。大学生のトオルは、夜の河原で男の死体と共に放置されていた拳銃を拾う。やがて彼は、その銃をかけがえのない宝物のような存在と感じるようになり…。r15+作品。 者同伴が望ましい)されたもの, 劇場公開時、PG12指定(小学生以下は助言・指導が必要)されたもの, 2009å¹´4月以前に映倫審査を受けた作品で、R-15指定(15歳未満鑑賞不可)されたもの, R-15指定に相当する場面があると思われるもの, 劇場公開時、R15+指定(15歳以上鑑賞可)されたもの, R15+指定に相当する場面があると思われるもの, 1998å¹´4月以前に映倫審査を受けた作品で、R指定(一般映画制限付き)とされたもの. 。クラウドに好きなだけ写真も保存可能。, 全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。, 主役を他の俳優さんに演じてもらってたら5★だったかもしれません。演技の下手さに目をそむけてしまいました。明らかにキャストミスです。素晴らしい共演者さんたちが可哀想でした。残念で仕方がありません。, 白黒は勿体ない。そう思えた作品ではあるものの、客観で観るタイプではなく俯瞰で観るタイプの作品。, © 1996-2020, Amazon.com, Inc. or its affiliates. JAPANのサービスであり、ヤフー株式会社が株式会社GYAOと協力して運営しています。. gcse.async = true; 今もなお、アメリカ中西部、南部に残る同性愛矯正施設。同性愛を克服するため施設に入れられた少年の体験と、本当の愛とは? ルーカス・ヘッジ …, 20歳の若さでウィンブルドンで初優勝を果たし、その後4連覇を達成したテニスプレーヤー、ビヨン・ボルグ。 天才的な才能を持ちながら、審判に噛み付く気性の粗さから「悪童」と呼ばれたジョン・マッケンロー。 …, 映画『探偵はBARにいる3』は、大泉洋&松田龍平のコンビが還ってきた人気シリーズ第三弾。 アジア最北の歓楽街ススキノを舞台に女子大生の失踪事件から始まる大きな事件に挑む。 ヒロインは第一作の小雪、第二 …. s.parentNode.insertBefore(gcse, s); “これほど美しく、手に持ちやすいものを、私は他に知らない”というキャッチコピーの本作の原作は『悪と仮面のルール』『去年の冬、きみと別れ』で知られる芥川賞作家の中村文則。, プロデューサーに『いつかギラギラする日』『ソナチネ』という代表作のある奥山和由、演出は『百円の恋』など骨太な演出で定評な武正晴監督。, この3人のクリエイターによる純文学性をもった作品に、次世代を担う俳優である村上虹郎が本作品『銃』で渾身の演技を魅せる!, 【キャスト】 日本外に滞在中または居住中ですか? ビデオによっては、日本外でご視聴いただけない場合があります。サインインして、利用可能なビデオをご確認ください。, レンタル期間は30 日間で、一度視聴を開始すると48 時間でレンタルが終了します。, プライム会員特典対象の映画やTV番組をオンラインで一緒に視聴しながら、最大100人とチャットできる「Prime Videoウォッチパーティ」がデスクトップパソコン上のブラウザで利用いただるようになりました。 使い方を今すぐチェック, 俺は拳銃を拾った--。大学生、西川トオル(村上虹郎)は、雨の夜の河原で、ひとりの男の死体と共に放置されていた拳銃を手にし、それを自宅アパートに持ち帰った。まもなく、その銃は彼にとって、かけがえのない宝物のような存在になった。見つめれば見つめるほどに、触れたならば触れるほどに、愛しさがこみあげてくる。誰かを脅すことも、守ることも、殺すことも、また自ら死ぬことも可能にする銃という<道具=武器>は、大学生活の心的様相もあざやかに変えていく。(C)吉本興業, さらに、映画もTV番組も見放題。200万曲が聴き放題 All Rights Reserved. 芥川賞作家・中村文則の衝撃作を村上虹郎と広瀬アリスの共演で実写映画化。大学生のトオルは、夜の河原で男の死体と共に放置されていた拳銃を拾う。やがて彼は、その銃をかけがえのない宝物のような存在と感じるようになり…。r15+作品。 Ⓒ吉本興業 【公開】 2018年(日本映画) 【原作】 中村文則 【監督】 武正晴 【キャスト】 村上虹郎、広瀬アリス、日南響子、新垣里沙、岡山天音、後藤淳平(ジャルジャル)、中村有志、日向丈、片山萌美、寺十吾、サヘル・ローズ、山中秀樹、リリー・フランキー 【作品概要】 芥川賞作家の中村文則による同名デビュー作を『百円の恋』などで知られた武正晴監督が演出を担当し、若手人気俳優の村上虹郎と広瀬アリスで映画化。 企画・製作は奥山和由が担当し、かつて自身がプロデュースをした『海燕 … Copyright (C) 2020 Yahoo Japan Corporation. 大学生、西川トオル(村上虹郎)は、雨の夜の河原で、ひとりの男の死体と共に放置されていた拳銃を手にし、それを自宅アパートに持ち帰った。� 自分は評価以上でした。大学生が銃を拾ってから、狂っていく過程を描いています。人は誰でも闇があり、... 「Yahoo!映画」はYahoo! 監督:武正晴、 企画・製作:奥山和由、原作:中村文則『銃』、脚本:武正晴 、宍戸英紀、撮影:西村博光、編集:細野優理子、音楽:海田庄吾、主演:村上虹郎、2018年、97分、モノクロ(ラストのみカラー)、R15+。大学生の西川トオル(村上虹郎)は、あるどしゃ降りの夜、河原で、死んでいる男を発見したが、その脇には、一丁の拳銃が落ちていた。西川はそれを拾い、自分が一人住むアパートに持ち帰り、丁寧に磨き上げ、箱の中にしまう。やがて、友人との話や、セックスフレンドとのセックス、恋人候補の女子とのやりとりなど日常的な生活が続いていくが、「銃を持っている」という考えが、次第に西川を支配していく。・・・・・・ラストの数分以外は、そこまで全編白黒だ。カラーの時代にモノクロというのは、ヒッチコックの『サイコ』(1960年)などと同様、それなりの意図があるからだ。それは、作品に、文字通り、サイコサスペンスの要素をもたせようとするときが多い。そのへんにいくらでもいそうな学生・西川は、拳銃を持ったときから、拳銃についてのさまざまな想像に浸る。ネコがもがき苦しんでいるのを見て、早く楽にしてあげようと、初めて拳銃を発射させ、ネコを殺す。その後、常に騒々しく、男児を虐待しているような隣室の若い母親を殺そうと思うまでになる。日常の学生生活や、女友達とのセックスライフなどと同時並行で、拳銃を持っていることから生まれる妄想は、西川のモノローグで語られる。現実の会話とモノローグをと巧みに組み合わせているシーンなどもあり、演出がうまい。セックスフレンド(日南響子)は名前が出ず、西川のスマホには「トースト女」と登録され、恋人候補の女子(広瀬アリス)も、ヨシカワユウコという名前は、再会したときに数回出てくるだけだ。病気療養中の実の父なども同様だ。これらは、本作品の軸が、拳銃を持っ(てしまっ)た西川の心理にあり、その「拳銃を持っている」ことによって膨張する西川の想像力にあるからだろう。西川の心理ドラマではあるが、ごそごそした台詞回しやモノローグでなく、現代風のあっさりしたツイートのような物言いにしたところが功を奏した。西川主演であるから、村上虹郎がほとんどのシーンに登場するのは当然だが、村上のキャスティングは大成功と言える。虹郎は、他の作品でも見たことはあるのだが、こうしたサスペンス調の心理ドラマの、しかも主役を演じ切った点は高く評価したい。無理に背伸びをせず、ふつうの若者の役を演じるのだが、いろいろなベテラン俳優の言葉を総合すると、日常の演技ほど難しいものはない、という。この点、彼は、ほとんど等身大の若者を素直に演じており、べらべらと台詞の多い役ではないので、それだけに、表情や立ち姿だけで演じなければならないシーンも多いのだが、これをみごとに成し遂げている。この役は、虹郎にしかできなかったと思われる。映画を観終わってみて、『桐島、部活やめるってよ』(2012年)の主役・前田が、神木隆之介以外には考えられないのと同じように、本作品の主役・西川は、虹郎以外にできなかったでえあろう。虹郎のややエキゾチックな目や口元のつくり、繊細にして現実に対しては冷めたような表情が、本作品にぴったりだ。これらによる演技は、演出の力にもよるだろうが、それに応えうる虹郎の演技力は、まだ限りない潜在力を秘めていることを知らしめてくれる。いよいよラストに向けて、待ち伏せして隣の若い母親を殺すかと思いきや、それはできず、そこで、もう殺しは諦めたかと思いきや、ラストで、全く見ず知らずのマナーの悪い乗客(村上淳、虹郎の実父)を殺してしまう。ここでようやく、モノクロからカラーとなる。こうして、西川は、想像してことを、思わず現実としてしまうのだが、その場で自分も死のうと弾丸を装填しようとするが、血のりで手が滑ってそれができない、・・・そして、そのまま、エンドロールとなる。この終わりかたもよかった。全体的に、シーンからシーンへのカットがうまい。編集がうまいのだ。また、ラスト近くには、象徴的なシーンもある。教室から出てきた西川の横を、階段を下りてきたユウコが通り過ぎ、2~3メートル離れた位置で振り向き、西川に気持ちを伝えるシーンだ。数カットで、西川にセリフはない。刑事(リリー・フランキー)が訪ねてきて、その後、喫茶店に移動し、西川を相手に会話する。48分~1時間4分ころのこのシーンは、もうひとつの圧巻だ。シーンごとのBGMや音楽も、ストーリーの雰囲気に効果を発揮している。幼いころの西川が聴くクラシック音楽、西川がへやでいつも聴く曲なども、効果的だ。邦画にこうした優れた作品が眠っている。知らないことは恐ろしいことだ。皆さんもぜひ、ご覧ください。.

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